DS224+ 製品マニュアル
第2章:ハードウェアの設定
2.1 推奨ツール
このセクションは、インストール手順で使用される必要なオプションのツールをリストにします。
- プラス #2 ネジ回し (クロス チップ付き)
- 3.5インチまたは2.5インチSATAドライブ最低 1 台(互換性のあるモデルについてはここを参照してください)
注:
- データが保存されているドライブを取り付けると、システムはドライブを初期化して既存のすべてのデータを消去します。インストール前に、重要なデータをバックアップしておいてください。
注:
- 自動ネジ回しが使用される場合は、トルクの読み取りを 4.0 (+/-0.3) kgf-cm に設定してください。
2.2 予防措置
Synology NAS のコンポーネントをインストールまたは取り外す前に、安全情報をすべて検討してください。
注:
- Synology NAS 内部でネジを無くしたり、緩めたりするとコンポーネントに大きな損傷が生じることがあります。クリップやヘアピンのような金属製のオブジェクトをNAS内に落とさないようにしてください。
- ケーブルを外す時は、コネクタまたはプルタブからケーブルを引き抜かないでください。一部のケーブルはロッキング タブまたは蝶ネジのあるコネクターを持っています。ケーブルを外す前にこれをリリースする必要があります。ケーブルを外す場合、コネクター ピンを曲げないため、均等に配列してください。ケーブルを接続する場合、ポートとコネクターに正確な方向付けと配列がされていることを確かめてください。
- Synology NAS を移動させる必要がある場合は、誰かに手伝ってもらってください。負傷を防ぐため、それを独力で持ち上げることは試みないでください。
- オプションのハードウェア コンポーネントをインストールする前に、Synology NAS が正確に動作していることを確かめてください。Synology NASが正確に動作していない場合は、「トラブルシューティング」の章を参照して基本的なトラブルシューティングを行ってください。問題を解決することができない場合は、セクション「情報、ヘルプおよびサービスを得る」で詳細情報を参照してください。
- システム コンポーネント (PCIe カード、メモリ モジュール、およびシステム ボードなど) を端部またはフレームを使って常に慎重に扱ってください。ハンダの継ぎ目、ピンあるいは露出した回路類に触れないでください。
- NAS あるいは他の金属製表面の上に部品およびその他のコンポーネント (PCIeカード、メモリ モジュールおよびシステム ボードなど) を置かないでください。
- 特定のSynology NASだけが、コンポーネントのホット スワッピングをサポートし、それがオンになっている間は安全に作動するように設計されています。
Synology NASの内部で作業をする前に
- すべての付属の周辺装置を含み、Synology NASの電源を切ってください。
- 電源コンセントからSynology NASおよび周辺装置の接続を外してください。
Synology NASの内部で作業をした後で
- 再度周辺装置を接続し、電気のコンセントにSynology NASを接続してください。
- 付属の周辺装置に電源を入れた後で、Synology NASの電源を入れてください。
静電放電の防止
指あるいはその他の導体からの静電気放出は、システム停止、データの損失、あるいはシステム ボードやその他の静電気に敏感なコンポーネントの破損に結びつくことがあります。この種の損傷は、Synology NASの耐用年数を減らすことがあります。
下記を行うことによって静電気への露出を防いでください。
- 静電気に対して安全なコンテナでハードウェア コンポーネントの輸送と格納を行うことにより、手による接触を回避してください。
- 静電気に敏感なハードウェア コンポーネントを、それが静電気のないワークステーションに到着するまで、コンテナの中で維持してください。
- アースされた表面にハードウェア コンポーネントを置くか、あるいはそれに触ってからコンテナから取り出してください。
- 継ぎ目、ピン、リードあるいは回路類に触らないようにしてください。
- 静電気に敏感なハードウェア コンポーネントあるいはアセンブリに触れる場合、常に適切にアースをしてください。
- ハードウェア コンポーネントを扱う場合、注深く端部またはフレームを使ってそれを保持してください。
- 静電気放電のリスト ストラップあるいはその他のアース システムを使用してください。Synology NASは静電気防止マット (ESDマット) に置かなければなりません。
- Synology NASは電源が切られても、AC電源に接続されるとスタンバイ電源を提供します。導体に偶然触ったために、部品がその条件下でショートすると、NASが損傷することがあります。上部の背面カバーを取り外す前に、AC電源が切断されていることを確かめてください。
2.3 安全上の指示
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システム信頼性ガイドライン
適切なシステム冷却と信頼性を保証するため、下記にリストされたシステム信頼性ガイドラインに従ってください。
- Synology NAS の冷却システムが適切に機能するよう、そのまわりに適切なスペースを空けてください。Synology NASの前面および背面のまわりにおよそ 50mm (2インチ) のオープンスペースを残してください。ファンの前にオブジェクトを置かないでください。
- 適切な冷却および気流のため、Synology NAS の電源を入れる前にそのカバーをインストールしてください。カバーなしでSynology NASを操作すると、Synology NASのコンポーネントを破損することがあります。
- Synology NASがエアダクトまたはエアバッフルを持っている場合、Synology NASの実行中は、それを取り外さないでください。エアダクトまたはエアバッフルなしでSynology NASを操作するとシステムが過熱することがあります。
- システムの電源が入っている時に、Synology NASの上部カバーを開くか取り外すと、感電の危険にさらされることがあります。
- 上部カバーなしでSynology NASの電源を入れなければならない場合は、誰もSynology NASの近くにいないこと、およびツールあるいはその他のオブジェクトが内部に残されていないことを確認してください。Synology NASのカバーがないシステムを続けて5分以上操作しないでください。
- ホットスワップ ドライブを交換する場合、できるだけ早く新しいものをインストールしてください。
- ドライブに変更を加える前に、重要なデータをすべてバックアップしてください。
2.4 ドライブをインストールする
- フロント パネルのドライブ ベイ カバーを取り外します。
- ラッチを上に押し上げ、ハンドルを引き出してドライブ トレイを Synology NAS から取り外します。
- ドライブの装着。
- 3.5 インチドライブの場合:ドライブ トレイの側面から固定パネルを外します。ドライブ トレイにドライブを置きます。次に、固定パネルを挿入して、ドライブを所定の位置に固定します。
- 2.5 インチドライブの場合:ドライブ トレイの側面から固定用パネルを取り外し、安全な場所に保管します。ドライブを下記に示されているドライブ トレイに設置し、トレイを逆さにしてから、付属のネジを締めてドライブを固定します。
- 3.5 インチドライブの場合:ドライブ トレイの側面から固定パネルを外します。ドライブ トレイにドライブを置きます。次に、固定パネルを挿入して、ドライブを所定の位置に固定します。
- ドライブを載せたドライブ トレイを空のドライブ ベイに挿入します。「UP」と記された側を上向きにして、ドライブ トレイを空のドライブ ベイに挿入します。トレイにしっかりはまると、カチッと音がします。
- トレイはきちんと挿入してください。これを怠ると、ドライブが正しく動作しないことがあります。
- 上記の手順を繰り返して、準備したすべてのドライブを組み立てます。
- 下図に示すように、ドライブには番号が付いています。
- ハードドライブ ベイ カバーを元に戻して設置を終了します。
注:
注:
- RAID ボリュームを構築する場合は、取り付けたすべてのディスクを同じサイズにして、ディスク容量を最も有効に使えるようにすることが推奨されます。
2.5 Synology NASにメモリ モジュールを追加する
オプションのSynologyメモリ モジュールは、Synology NASのメモリ拡張用です。Synology NASへのメモリ モジュールの取り付け、確認、取り外しは、以下の手順で行います。
メモリ モジュールをインストールする
- Synology NAS をシャットダウンします。損傷防止のため、Synology NASからすべてのケーブルを外します。
- ドライブ ベイからハード ドライブ トレイを取り外します。空のメモリ スロットは、Synology NASの内部の右側にあります。
- ドライブトレイを外すと、内部の繊細な部品が露出されます。メモリの取り外しや追加を行う場合は、メモリ組立部品以外のものに触れないでください。
- 新しいメモリ モジュールを空のスロットに挿入します。
- メモリ モジュールの金色の小さなギャップを、空のスロットのノッチに合わせます。メモリ モジュールをスロットに挿入します。モジュールが適切に挿入されていることを確認します。
- カチッという音が聞こえるまでメモリ モジュールをゆっくりと押し下げます。
- 金色のコネクタに触れないようにメモリ モジュールは両端を持ちます。
- メモリ アップグレードにSynologyの提供でないメモリ モジュールが使用された場合、Synologyは完全な保証やテクニカル サポートを提供できなくなります。
- ドライブ ベイにドライブ トレイを戻して挿入してください。
- ステップ1で外したケーブルを再度接続してから、電源ボタンを押してSynology NASの電源を入れます。
注:
注:
新しいメモリ容量をSynology NASに認識させる
- DiskStation Manager (DSM) をインストールします。詳しくは、「DSMをSynology NASにインストールする」を参照してください。
- admin または administrators グループに属しているユーザーとして DSM にサインインします。
- [コントロール パネル] > [情報センター] を選択して、[合計物理メモリ容量] を確認します。
Synology NASがメモリを認識しない、または起動しない場合は、メモリ モジュールが正しく装着されていることを確認してください。
メモリ モジュールを取り外す
- 「「メモリ モジュールをインストール」セクションのステップ1から2に従って、Synology NASをシャットダウンしケーブルを外しドライブトレイを外します。
- メモリ モジュールの側面にあるレバーを外に向かって押します。メモリ モジュールがスロットから外れます。
- メモリ モジュールのつまみ持ち、スロットから外します。
- 金色のコネクタに触れないようにメモリ モジュールは両端を持ちます。
- メモリ アップグレードにSynologyの提供でないメモリ モジュールが使用された場合、Synologyは完全な保証やテクニカル サポートを提供できなくなります。
- ドライブ ベイにドライブ トレイを戻して挿入してください。
- ステップ1で外したケーブルを再度接続してから、電源ボタンを押してSynology NASの電源を入れます。
注:
1. はじめる前に
3. DSMをSynology NASにインストールする
ダウンロード PDF
2.1
推奨ツール
2.2
予防措置
Synology NASの内部で作業をする前に
Synology NASの内部で作業をした後で
静電放電の防止
2.3
安全上の指示
システム信頼性ガイドライン
2.4
ドライブをインストールする
2.5
Synology NASにメモリ モジュールを追加する
メモリ モジュールをインストールする
新しいメモリ容量をSynology NASに認識させる
メモリ モジュールを取り外す